外食大手の異物混入問題
最近増えてますね。この手のニュース。一番盛り上がったのはぺヤングのゴキブリ混入事件でしょうか。
でも今回のマクドナルドに関してはビニール片。
まあ確かにゴキブリだったらインパクト強いですが、別にビニール片くらいなら半年に1回くらい多分どっかで気付かずに食べてますよね。
個人的には自宅の衛生環境のほうが遥かに悪いと思うので、むしろ多少ビニールが入っててもまだマクドナルドのほうが安全な気がします。
それにしてもなぜマクドナルドはここまで大きく報道される必要があるのでしょうか。
私の結論は「流行っているから」だと考えています。
テレビの影響力はまだ強い
当たり前ですがニュースというコンテンツは、視聴者をひきつけて何ぼですね。視聴者の興味がありそうなニュースを提供すれば儲かるというモデルです。
ちょうどこの前、ぺヤングのゴキブリで食の品質管理の問題が取りざたされているところだったので、通常時では大したニュースではないビニール混入くらいで世間を騒がせることに成功しています。
ニュースがこの問題を取り上げて煽れば煽るほど、続報の視聴率は上がります。ある意味ではこの「ビニール混入事件」そのものをテレビがコンテンツ化しようとしているわけですね。
結局まだまだ世論を形成しているメディアはテレビです。若者のテレビ離れは紛れもない事実ですが、世の中は若者ばかりではありません。
ニュースとはエンターテイメントである
時折ニュースは事実を公平に伝えるべきとの声を耳にすることがありますが、土台無理な話でしょうね。
やはり視聴者が興味を持つような事実だけを、視聴者が興味をそそられるような説明で報道した方が、コンテンツとしては優秀で儲かります。
結局事実に焦点を当てるのではなく、視聴者に焦点を当てているわけですね。ニュースもマーケティングされています。
それをこじらせたのが朝日新聞の誤報ですね。この問題に関しても、他のメディアからすればライバルになるので叩き潰したい。だからこそここぞとばかりに報道し、視聴者を焚き付けたわけです。
またそれを突き詰めているのがネット上のニュースです。もはや事実とは何ら関係ない、または知らない人たちが持論を展開して、それがコンテンツになっているわけです。
事実としての信憑性は甚だ低いわけですが何を書いても怒られないので、とにかく読者に楽しんでもらえるような書き方をします。
この辺りまで来るとニュースというより噂話。でもそれがコンテンツになるわけです。
事実だけを知りたいなら
結論から言うと自分の目で見たもの以外は、すべて事実かどうか疑わしいわけですが、大量の情報に触れるしかないでしょうね。
大量の情報に触れて「どれが事実かわからない」ということを嘆くのではなく、自分の目で見てないのだから「事実はわからないということを前提に、おそらくこうだろう」と自分の中で推測するしかないと思います。
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