【必見】集中できない。やる気ない。全部解決しちゃう管理法!

「今日はやる気でないな~」「集中できないな~」と感じることすらないまま、仕事する構えをしてネットサーフィン。気づいたら昼食の時間で、昼食後は「眠いな~」と感じつつ、寝たら負けと言わんばかりに無意味なネットサーフィン。

私を含む特にフリーランス系の人に良くある症状ではなかろうか。そして私はこれらの悩みを一挙に解決する方法を発見した…!

ポモドーロである。

ポモドーロテクニックとは

ポモドーロテクニックとは時間管理法の一つで「仕事25分+休憩5分=30分」を一コマとし、コマを使って時間とタスクを管理する手法だ。

25分仕事したら5分休憩。また25分仕事して5分休憩。ただそれだけ。にも関わらず、筆者は凄まじい効果をこの身をもって体感している。マジだ。

ポイントはスマホでもPCでもいいのでポモドーロ専用のアプリをインストールし、時間管理を自分ではなく機械的に管理すること。

ポモドーロにはたくさんメリットはあるが、特に初動がスムーズになるのが大きい。

圧倒的な強制力

「やる気でない、集中できない」と感じているときは、そもそもまだタスクに手を付ける前の段階であることが多い。「やりたくね~」である。

一方で一度タスクに手を付けてしまえば、その後は意外と集中してこなせるものだ。そこでポモドーロが大いに役に立つ。

ポモドーロのタイマーをポチっと押した瞬間から「残り時間25分」のカウントダウンが始まり「何かやらなきゃ!」となる。1秒刻みに減っていく時間を前に、焦りすら覚えるレベルだ。

ポモドーロのタイマー開始は試合開始のゴングと言って差し支えない。

やる気、集中力ゼロ。さらに今日こなすすべきタスクがわかっていないという、絶望的な状況においても、ポモドーロのタイマーを「えいっ!」と押すだけで、「ヤバイ!なんかやらなきゃ!」と一気にフル回転が始まる。

ポモドーロはゴングだ。タイマーをオンにすれば、あとは勝手に頭と体がタスクを処理し、時間は機械が管理してくれる。

作業興奮のフル活用

集中力とやる気について調べたことがある方なら「作業興奮」という言葉を目にしたことがあるかもしれない。

簡単に言うと作業に取り掛かる前はやる気も集中力もないが、作業を始めると脳が活性化(ドーパミンが分泌)しやる気、集中力が高まってくるというもの。

別に作業興奮を知らなくてもこれを経験したことはあるだろう。やる気は後からついてくるのだ。

ただご存知の通り作業が始まる前の、やる気が出る前の第一歩がめちゃくちゃ重い。だからポモドーロを使う。

ポモドーロのタイマーをONにして、第一歩を自分の意思とは関係なく機械的に踏み出す。やる気とか関係なく、タイマーがONになったから始める。それだけ。

第一歩さえ踏み出せれば後は作業興奮が勝手に仕事をしてくれる。気づいたら25分経ち、タイマーが休憩を知らせてくれるだろう。

締め切り効果

また作業興奮と並んで大切なのが「締め切り効果」だ。その名の通り「締め切り」があると集中力が増し、さらに仕事のクオリティも上がるというもの。

実際に海外の大学の実験でも締め切りありの群と無しの群のレポートを比べた時に、明らかに締め切りありのレポートの方がクオリティが高かったという結果が出ている。

そして締め切りはポモドーロがその都度提供してくれる。自分は「25分以内にこのタスクを終わらせよう」と宣言するだけだ。

まさに時間との勝負。学生時代の試験を思い出さんばかりの集中力が発揮される。

ポモドーロは単なる自分ルールであるにも関わらず、時間管理が機械的で自分ではコントロールができないため、自分自身に対してフェアであり緊張感をもたらしてくれるのだ。

25分という絶妙な時間

ポモドーロ成功のポイントは、必ず5分の休憩をはさむことだ。最初ポモドーロのやり方を調べた時に「集中してたら休憩はとらなくていい」と紹介する記事もあったが、今実践してみてわかる。それは完全なる間違いだ。

超集中状態にあったとしても、やりかけのタスクがあっても時間が来たら絶対に5分間休憩する。とにかく時間の管理は機械的に行うのが最重要ポイントだ。第三者が自分の時間を管理していると言い換えてもいい。

仮に集中状態やタスクの途中で休憩時間に入ると「早く仕事してぇ…」「あのタスク終わらしてぇ…」というトランス状態になる。「(ヤダ。こんな気持ち初めて…)」とつぶやくこと必至だ。

また25分と言う作業時間は疲労を感じさせないギリギリの時間で、タスクをコマに分ける際にも使いやすい。

そして25分は本当に一瞬で過ぎ去るということにも気づく。その時自分は集中していたんだなぁと実感できるだろう。

フィードバックを容易にする

25分でどれくらいのタスクをこなせるかを知っておくのには価値がある。そして25分でこなせるタスクはおそらく思っているより少ない。

だからこそ25分間はMAXの集中力をぶつけたくなるし、もっとやり方を工夫できたのではと内省する。

ポモドーロとは25分でどこまでいけるかという競技であり、この高みまでいけば「やる気でない」「集中力ない」などと言ってた自分とは別人格になれるのだ。

筆者自身はさすがに競技レベルで取り組んではいないが、少なくとも「あれっ?ちょっと効率悪すぎたな。改善の余地ありそう」くらいの気づきは十分得られる。

だからこそタスクの途中だからと言って25分を延長してはいけない。それはフェアではないしタイムリミットの緊張感がなくなってしまうからだ。

ポモドーロのコツ

最後にポモドーロのコツをおさらいしておこう。

  • 専用アプリを使う
  • 時間を厳守する
  • 習慣づける

ポモドーロ用のアプリをとる

自分でいちいち25分と5分をON・OFFするのは面倒だし、自分でON・OFFすると甘えが出る。

しかしポモドーロ専用のアプリなら一度ポチっと開始ボタンを押すと「25分+5分+25分+5分」が1秒の甘えもなく勝手に進む。自分では制御できないからこそ第三者から与えられる緊張感と強制力が生まれる。

有料のものも無料のものもあるが、いろいろ試してみて欲しい。ポモドーロテクニックを使うなら専用アプリは必須だ。

絶対に時間を守る

繰り返しになるがどんなに集中状態にあっても、またあとちょっとでタスクが終わるという状況にあっても、25分経ったらアプリに従って強制的に休憩に入るのが重要。

ここで甘えて25分を延長するとタイムリミットの緊張感がなくなるほか、その後自分の気分次第で時間をコントロールし始めることになってしまう。

ポモドーロの価値は時間を機械的に管理する、もしくは第三者が時間管理をするという点にあるを忘れないでほしい。

もちろん5分休憩が終わったら自動的に次の25分が始まるので、休憩終了30秒前には席につきスタートダッシュを決められるよう呼吸を整えておこう。

ちなみに筆者は5分休憩の間はやることがないので、主にデスク周りを右往左往している。無駄な時間と思われるかもしれないが、5分間は仕事をしないことがとにかく重要なのだ。

毎日の習慣にする

ポモドーロテクニックを使いだすと「自分には集中力があり、やり始めればやる気がみなぎる」ことに気付く。そして「ポモドーロ無しでもいけるのでは」と思い始める。

が、これは間違いだ。自分の秘めたる能力はあくまでポモドーロによって引き出されていることを忘れないでほしい。

ポモドーロを卒業するメリットとデメリットをしっかり比較したうえでやめるならいいが、少なくとも「ポモドーロ無しでも行けるんじゃね?」という理由で打ち切るべきではない。

これら3つのポイントを守れば「やる気や集中力がない」というのは一切関係なくなる。機械的に時間を管理し、自分自身も機械的にタスクをこなせるようになるだろう。

ポモドーロのデメリット

ポモドーロは良くも悪くも時間の融通が利かないので、まとまった時間が取れない職種には向かない。次のスケジュールまで40分空きがある場合、30分を一コマとするポモドーロでは効率が悪いのだ。

またリアクションが主となる職種、例えばコールセンターや営業事務などの職種は時間管理が他者に依存するため向かない。だがそもそも他者の依頼には強制力があり、時間締め切りもあるのでそもそもポモドーロを必要としない。

自分を機械化しよう!

「やる気を出す」「集中力を上げる」この2つは非常に難しい問題だ。そもそもやる気は意図的に分泌できるものではなく、また集中力を意図的に高められるのは訓練されたトップアスリートくらいのものだ。

だからこそやる気や集中力とは無関係に仕事をする仕組みが必要となる。習慣化すればいいと書く自己啓発本は多いが、その習慣化が難しいのは言うまでもない。だからこそ習慣化ではなく、自身を機械化するのだ。

自身の機械化はポモドーロの仕組みとアプリを使って、驚くほど簡単にできる。もちろん今この記事を書いているのも、ポモドーロのタイマーがONになっているからで、やる気が…とか、集中力が…などは全く関係ない。興味すらない。

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