脱法ハーブの新たな呼び方-○○君

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脱法ハーブ使用による交通事故で世間一般に知られることとなったが、合法ハーブともいわれるように、警察も効果的な取り締まりをできないでいる。簡単に言うと、警察が規制をかけても、規制を避けた配合や成分で新たなものが誕生し、まさにイタチごっごとなってしまっているのだ。
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危険ハーブよりよだれ君

そこで一般的に脱法ハーブの危険性を知らしめるために、新たな呼称を一般応募した。その結果「危険ハーブ」と呼称を変更することに決まったが、どうも一般に広まるとは思えないネーミングセンスなのだ。語呂もよくないし、ハーブティーなど安全なハーブがある中で、危険ハーブが何を指しているかがよくわからない。脱法ハーブが危険ハーブであるのなら、違法のハーブは危険ハーブではないのかと。そもそもハーブという呼称が認識を甘くしている。

以前暴走族の呼称を変えようという動きがあり、珍走団という呼称が一時的に話題になった。これはなかなか絶妙。「暴」「族」などいかにもカッコいいと思わせる部分を排除し、滑稽な表現で語呂もいい。こういうインパクトがあって、話題にならなければまず世間一般に広まることはない。

しかし脱法ハーブにも完成度の高い呼称がついに登場した。それは「よだれ君」。ワイドショーで松本人志が脱法ハーブをよだれ君と呼ぼうと提案しているのだ。これは素晴らしいインパクトで、最高にダサい。特に君付けにしたところにセンスを感じる。まあお堅いマスコミでこう呼ばれる可能性はゼロに近いが、どうせやるならこのくらいのインパクトがなければ意味がない。

警察のマーケティング力が弱すぎる

警察という組織柄なかなか柔軟にとはいかないのだろうが、他にも色々なキャンペーンでもほとんど話題にはなることはない。こういう重要な組織こそ、もっと民間人を取り入れるべきだと思う。もっと柔軟なアイデアを持ったPR担当や広報担当は民間企業にはたくさんいる。話題を意図的にしかけるクリエイターもいる。SNSで何千というコメントをもらうアカウントもある。国の組織はこういう民間の優秀な人を採用すべきなのだ。

今回も一般公募することで、民間の力を借りてやったつもりなのだろうが、決定を下す人物がお堅い人では何の意味もない。おそらく今回の公募でも、センスある呼称はあったのだと思うが、結局はそれを生かし切れていないのだ。であれば、センスある人物にPR・広報活動を一任させるほかない。このようなキャンペーンもマーケティングの一部と考えるのなら、警察という組織はあまりにもマーケティング活動に弱すぎると言わざるを得ない。

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