予防接種は効果がないから打たなくていいと言うのはウソだった?

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インフルエンザワクチンは効果がないわけではない

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この前会社でインフルエンザの予防接種を受けてきましたが、注射し終わってから2,3日は、刺した部分半径3センチくらいが赤くなり、痒くなりました。想定外のストレスでしたが、まあこれでインフルエンザを予防できるなら別になんのことはありません。

と考えていましたが、となりの同僚が「インフルエンザの予防接種は実は効果がなくて、金もうけに踊らされているだけ」だとかなんとか言い始めたので、いろいろ調べてみました。

効果は絶対ではないが、全くの無効ではない

予防接種したのにインフルエンザにかかったとか、今回打ったワクチンは今年のインフルエンザには効かないとか、この辺りなら皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

いろいろ調べてみたところ、「インフルエンザワクチンは効かない!」と言っている人達は、この絶対に効くわけではないというのをものすごく大げさに取り上げて、なぜか陰謀があると騒いでいるようです。

そもそもインフルエンザの予防接種を受けて、これで100%絶対にインフルエンザかからないと信じている方はそんなに多くはないと思うので、今まで受けてきた方や、これから受ける方も別に認識を変える必要はなさそうですね。

ただ注意すべきは、予防接種を受ければ絶対にインフルエンザにかからなくなると思っていた方は、考えを改める必要があるかもしれません。

ではなぜ陰謀説が出てきたか

まあ実際に陰謀があるかどうかは、当事者じゃないのでわかりませんが、なぜここまで陰謀説が盛り上がっているのか。それは常識と反対の意見のほうがお金になるからです。
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今更「インフルエンザワクチンは効きます!」というより、「インフルエンザワクチンは効かず、これには陰謀があります!」という文章のほうが圧倒的に注目を浴びます。注目を浴びればお金になります。

実際に「インフルエンザワクチンを打たないで」という本が出版され、多少注目を浴びましたが、「インフルエンザを打ったほうがいいよ」という本が出ても売れるわけがないですよね。「○○は嘘だった!」という記事自体が嘘かもしれないということを自分自身で疑いましょう。

ですからネット上や文献なども、否定派の意見のほうが必然的に多くなります。わざわざ誰でも知っていることを改めて文章にしたりしないですからね。

なので私からしたら否定派そのものが陰謀に近いのではないかと思います。一般人は予防接種の陰謀に踊らされている!とか言っている人達は、予防接種陰謀論の陰謀に踊らされているだけですね。

非常識も疑う

個人的には世論や常識を否定する意見はかなり疑ってかかるのが信条です。だいたいこのような否定派の人たちは、否定の理由となる文献ばかりに目を通して騒いでおり、肯定派の文献には目を通さない傾向が強いからです。

否定派もいろいろと資料を出して持論を展開しますが、肯定派の資料はしっかりと目を通したのでしょうか?またあなたにその資料を見て本当に理解ができる程の知識はお持ちなのでしょうか。

専門的な知識がないからこそ、大抵の騒ぐ内容はその事象の内容ではなく、その横について回る「陰謀」が中心です。陰謀だったら専門的な知識がなくても、憶測でいくらでも語ることができますからね。

とはいえ決して常識を疑うことを軽視しているわけではありません。ですがセンセーショナルな非常識な意見もしっかりと疑うことです。大抵はその常識・非常識に対して専門的な知識なんか持ち合わせていないのですから。

扇動の恐怖

私がこのように懐疑的になったのは、学生のときある恐怖体験があったからです。というのも友人の一人が、ある教授から「実は風邪は人にうつらない」と数分の講義を受けただけで、それを信じてしまったのです。

それを熱心に私に教えてくれたのですが、その時私は恐怖を感じていました。なぜ数分の話を聞いただけで、その話を信じられてしまうのかと。センセーショナルな意見とはこれほどまでに影響力が大きいのかと。おそらく一生忘れられないような出来事です。

まあ風邪がうつるかどうかは、自分は調べてないのでわからないですが、あくまで自分で調べた結果として、理解するべきです。

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