世界No1プレイヤー
現在27歳のセルビア出身のプレイヤーです。現在世界ランキング1位で、2011、12、14年もランキング1位でシーズンを終え、押しも押されぬNo1プレイヤーと言って問題ないでしょう。
しかしフェデラーやナダルに比べると、ややプレーのインパクトが薄いような気もします。ジョコビッチの強さは何によるものかを解説していきます。
全く隙のない選手
彼がフェデラーやナダル等名だたるスタープレイヤーをなぎ倒し1位になれた要因は、なんといっても「隙がない」というところでしょう。
ナダルであればバックハンドやサーブがあまりよくないと言われており、フェデラーに関してもバックがやや弱く、フィジカル面も少し弱点とも言われておりました。
しかしジョコビッチに関しては本当に弱点がないのです。唯一上げればネットプレーが少ないということですが、これはプレースタイルの問題です。
サーブ・リターン・フォア・バック・フットワーク全てにおいて高次元なプレーができ、どのプレーでもポイントを取ることができる選手です。
世界最高のグラウンドストローク力
プレースタイルはベースラインプレイヤーで、そのストローク力は現在世界最高の呼び声が高いです。攻撃・守備共に世界最高レベルでしょう。
コートカバー力
ジョコビッチが足をほぼ180度に近く開脚させストロークを打つ写真はよく目にしますが、このプレーをできるのは現在ジョコビッチくらいなものです。
このように足を広げなくとも、ボールを打ち返すことはできます。しかしこのプレーがすごいのは、体が止まっているためボールをしっかりコントロールできるところと、次のストロークへの準備が早くオープンコートを作らないところです。
そのため相手に攻められても甘いボールで返球することは少なく、多少甘くなってもオープンコートを作らないため、ジョコビッチからポイントを奪うのは容易ではありません。
このようにどんなボールを打ち込んでも返ってくることから、「まるで壁に向かって打っているようだ」と表現する選手も多いです。
ポイントを取るストローク
フォア・バック共にポイントを量産できるほどの技術を持っています。フォアであればベースラインの内側に入り、ライジング気味に打つクロスが素晴らしいですね。角度がかなり深く、このショットを打つ選手はジョコビッチ以外あまり見かけません。
バックに関しては、ベースラインの外側からでもエースをねらえるダウンザラインが強力な武器になっており、両手打ちのバックハンドに関しては、世界一の技術を持っているとも言われています。
弱点
残念ながら特に見当たりません。だから世界No1だということです。しいていうなら圧倒的な強みがないというところ。隙がないからと言って全く負けないというわけではありません。
フェデラーのフォアやラオニッチのサーブなど、このプレーであれば確実にポイントが取れるというプレーがないため、相手に強みを出されてしまうと押しきられることもあります。
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